[映画] この世界の片隅に

世間の隅っこでまっすぐ生きている人たちの優しくて強いこと。時折露わにする怒りすら、愛に満ちていて…。何を書いても陳腐な論説になりそう。ただただ「一度、観て欲しい」そう伝えたい良い映画でした。

エンドロールに出てくるクラウドファンディングの参加者の多さにも感動しました。テレビをつけると、他者を威嚇したり、仲間の粗を見つけて攻撃したり、憲兵気取りの人間ばかりのように見えますが、そういう世界は真ん中にちょっとあるだけで、その周りには実は思ったよりも沢山、優しくて強い人たちが静かに生きていたりするんじゃないかな。

RubyKaigi 2017 at Hiroshima

広島で開催されたRubyKaigiに行って来ました。新幹線でも興奮覚めやらずで、何書いて良いのか分かりませんが、楽しかった!

枯れた部分の良さも知りつつ、20年経ってもまだまだ前に進もうとしている姿勢が素敵だし、個性的なコミッタの顔ぶれがまた魅力的。一歩一歩着実に世界を変えて来た人たちがここに集ってるんだ、と思うとゾクゾクします。もっと色んなことを学ばないと。

今回聴講したセッションは以下の通り。

Keynote of nobu
API Development in 2017
How Close is Ruby 3×3 For Production Web Apps?
Gemification for Ruby 2.5/3.0
Hanami – New Ruby Web Framework
Development of Data Science Ecosystem for Ruby
Ruby Committers vs the World
Keynote by Matz
An introduction and future of Ruby coverage library
The Curious Case of Wikipedia Parsing
Automated Type Contracts Generation for Ruby
Food, Wine and Machine Learning: Teaching a Bot to Taste
Write once, run on every boards: portable mruby
Lightning Talks
Tamashii – Create Rails IoT applications more easily
Irb 20th anniversary memorial session: Reish and Irb2
Pattern Matching in Ruby
Ruby in office time reboot
Ruby Extension Library Verified using Coq Proof-assistant
How to write synchronization mechanisms for Fiber

[映画] エクス・マキナ

Netflixを解約して、Amazon Primeで映画観てます。最新作に拘らないし、あんまり沢山観ないならこれで十分かも。

AIの性能を測るためのものだったはずのチューリング・テストが、人間の思考とは結局なんなのか、という哲学的な問いとして跳ね返ってきています。インターネットという神経網とその接点に瘤のように発達したサーチエンジンやSNSはまるで海馬や脳幹のようにも見えます。既に自分たちの生活を振り返ると、検索エンジンの結果やSNSでの評判に影響された意思というものが無数に存在していないでしょうか。

お金儲け

やっぱり僕たち(日本人は)お金の勉強をしてこなかったんだ。

ある大学生を相手に、あるビジネスの仕組みを説明した時に「でも結局、お金儲けなんですよね」と反応が返って来ました。おそらく、そこそこの割合の日本人も同様に抱く感想なのではないかと想定して、以下を綴ります。

自分で発見したのではなく、昔、何かで読んで気がついたことなのですが、一般に「あいつら、金儲けが目的だから」と陰口を言う人間の方が、むしろ自分だけのための金儲け、既得権益の保持に必死です。お金って本来、信用や価値を媒介するツールですから、たくさん儲けることは、それだけ社会に貢献しているという指標となるはずです。税金も多く払わなければならないし、発言や行動の影響力も増してきます(どんなサービスを選んでお金を払うか、ということは社会の未来に対する投票行動と捉えることも出来るから)。そしてさらに上のレベルになると、文化やチャリティへの貢献も考えざるを得なくなるでしょう。好きな時に個展やコンサートに行ったり、募金箱にお金を入れるだけの我々と違って、どんな人たちにどんな形で届けることが正しいのか考えるのは本当に難しいと想像します。

上は、お金を儲けた結果としての貢献ですが、そもそもお金儲けが出来る人は「どうしたらより多くの人をHAPPYに出来るか」を考え抜いて実現して来た人です。人々に対して何らかの満足を与えているからこそ対価を手にいれて来ているはず。そのツールとしてのお金の役割の原点に立ち返った時に、ちょっと不味いことになる人たちにとっては、”お金儲けは悪である”との共通認識にメリットがあります。

水星逆行

終わりの始まり。そしてまた順行へ。

虫たちの動き、潮の満ち引き、星の動き。全てに意味が、そして大きな意志が働いているかのようにも見えます。そういうものの声が聞こえて、それに従って動いているかのように見える人たち。大きなものに「従って」いるんだけれど、彼(彼女)らはとても自由で綺麗。

現代社会の中で自由に思考をしていると思っている我々の方が、実はもっとスケールの小さい後付けの規範に縛られながら生きているのかもしれません。

[本] 我が逃走

「何もしない人は炎上すらしない。
何もしないよりも、何かやることに意味があるんだ」

家入一真さんの自伝です。大阪出張の隙間時間で読了。実際に一緒に仕事とかすると大変そうですけど、ものすごく魅力的なリーダーです。

今回は出張の中身も濃くて、色んなタイプの新しい出会いがありました。何年も住んで来た街の中ですらまだまだ知らないことだらけ。全部分かってから方向性を決めよう、なんて言ってたらお爺ちゃんになっちゃいそうです。

ちょっと最近、無謀な決断が多いかな、って反省する傾向にあったんですが、この本読んで認識が逆転しました。うじうじ考えてないで、ここ!って決めた方向にBダッシュ!

他力本願

朝日を受けて煌めきながら次第にうねりを増し、まるで意志を持つかのように連なり、重なり、別れ。美しい波にハッとさせられて思わず写真を撮るんですが、静止画では、なかなか…(^^;

先日のSUPで「波乗り」を体験しました。波がボードを押して陸に向かってぐーっと速度が上がり、風を切る高揚感は筆舌に尽くせないものがあります。波に魅了される人たちの感覚が少しだけ分かったような。

「次の凪を待って漕ぎ出す」か「次の波に乗る」か。今、仕事で悩んでいるのはここ。後者なら自分一人では到底到達できないスピードにあっという間に乗れるかもしれません。タイトルの「他力本願」は本来(他人に頼りきるという)ネガティブな言葉ではなく、大きな力(他力)に身を委ね、あらゆる人々の幸せ(本願)を目指そうという仏教の教えです。これまでだって独りでやってきた訳ではないのですが、もっと自然体になって波に乗ってみてもいいのかも。

前に進むにはまずバランスを崩さなければならない。
歩き始めるときにどうするか、考えてみたらいい。
金持ち父さん 貧乏父さん – ロバート・キヨサキ,シャロン・レクター

免許更新

5年ぶりの免許更新(次もゴールド!)。視力検査で前回よりも明らかに視力が良くなっていたように感じました。若い時は気づかなかったけれど、高千穂・宮崎では、景色の雄大さが桁違いなんですよね。普段の通勤や散歩で山や海を眺めることが普通で、目のストレッチが十分に出来ていたのだと思います。

前の免許の住所は、昔岡山で買ったマンションのもので、今度の免許の住所は、今月買って引っ越したばかりの宮崎のマンションです(あれからまだ5年!)。けっこう波乱万丈な人生ですが、遭遇してきた不幸以上に、あちこちで色んな人が助けてくれているからこそ今を生きていられる訳で。

[本] あした、次の駅で。

お盆

お盆だけど日中は仕事。二日酔いしてる暇もない感じで朝からひっきりなしに連絡が来ます。ずば抜けた技術がある訳でもないし、しょっちゅうミスもするし…それでも、頼ってきてくれる人がいることに感謝しないと。

今までは、なるべく自分のキャパを超えないように、とにかく約束事をセーブして…という方向で色んなことを考えていましたが、宮崎に来てからやっぱり性格が変わりつつあるような気がします。やるべきことが見えたら、それが出来るレベルまで仲間を集めて突っ走る…!色んなタイプの人が集まるとリアルなドラクエみたいで面白いですよね。ゴールドを貯めて、装備を整えて、新天地へ。

「静かに行く者は 健やかに行く
健やかに行く者は 遠くまで行く」
日本人への遺言 – 城山三郎 高山文彦

TCP/IP

入力に対しtolerant(寛容)に、出力に対しstrict(厳格)に。それぞれのnode(接点)の実装が、このポリシー(RFC1958)を持つだけで、通信の精度が確実に向上します。人間同士のコミュニケーションにも当てはまります。少々きついことを言われても「なるほどそういう視点もあるか」と捉え、言葉を発する時は「誤解を与えないよう(伝えることを諦めないよう)」なるべく工夫する。

このシンプルな原則だけで意外と色んなことが上手く回るようになると思います。インターネットの根幹に採用されているだけでなく、日本人が古来から持つ哲学・文化の中にも存在しているように思います。ただちょっと忘れがちになってるだけ。

既視感あるな…と思ったら、去年も同じこと書いてました(^^;

神仏習合とTCP/IP