釣りバカ日誌

映画じゃなくてドラマなんですけど、Netflixつながりということで…。

世の中捨てたもんじゃないな、って思えてくる素敵な話ですよね。「いやいや、これはフィクションで、こんな人間関係あるわけないじゃん」っていうのが、恐らく今の日本のマジョリティですが、一見クレージーでマイナな価値観でも、世界中から賛同者が集まれば本当に世界が動く時代になっています。

ハマちゃんほどの良い人にはなれそうにもないけれど、バカで居続けよう!

[映画] American Beauty

https://en.wikipedia.org/wiki/American_Beauty_(1999_film)

あと、「Spring breakers」と「蛇にピアス」と「舟を編む」。忙しい忙しい、と言いながら結構色々観ていますね…。Netflixだと、PC(Mac)で観ていた続きがiPhoneにも自動的に引き継がれるので、かなり気軽です。隙間時間にちょいちょい再生していれば、一回15分、1日2回としても3~4日で1本は鑑賞できることになります。

というメタな話は置いといて…、初めて「American Beauty」を見たときはまだ独身で、なんのことやらよく分からんという感じだったんですが、30代半ばにして見返すと各キャラクタの心理と葛藤が痛いほど伝わってきます。良いものも悪いものも、アメリカから少し遅れて伝播してくるのが「日本」です。

[映画] The Intern

2015年にアメリカ合衆国で製作されたコメディ映画。監督・脚本・製作をナンシー・マイヤーズが、主演をロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが務めた。
http://wwws.warnerbros.co.jp/myintern/

デ・ニーロが演じる見習い社員と、ハサウェイが演じるスタートアップの社長。この両方にどっぷり感情移入出来ちゃいました。男性として、社長(リーダー)として、どう生きるべきかという教則本みたいにも感じられて、逆に言うと、コメディとしては楽しみきれてないかも…?

respectとforgiveness。この共通概念があれば、高齢化社会だろうと雇用の流動化だろうと、そんなに不安に思う必要はないのかもしれません。上の世代は若者の新規性とエネルギーを、若い世代は年上の経験知を素直に頼りあう関係性が素敵でした。

[映画] 海街diary

監督・脚本は是枝裕和。4姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの4人が主演。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品[5]。キャッチフレーズは「家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。」第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。(Wikipediaより
http://umimachi.gaga.ne.jp/

誰に感情移入したかって、遺影すら出てこない「お父さん」。だらしなくて無責任で、不器用で中途半端な優しさでかえって周囲を傷付けて。おお自分そっくり。

生きてる限り、悪気はなくても誰かを傷つけちゃったり、逆に傷つけられたり、ということは常につきまといます。殻に籠ってなるべく静かに人生やり過ごそう、って思うこともあるけれど、やっぱりそれは違うんじゃない、って言われた気がします。

海を見に行ってみようかな。

[映画] Inception

クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作による2010年のアメリカのSFアクション映画。( Wikipediaより
https://itunes.apple.com/jp/movie/insepushon-zi-mu-ban/id407096799

”ゾウの事は考えるな”

何かを忘れよう忘れようと思うほど、その思いは固定化されるばかり。仕切りのない空間に真空を作ることができないのと同じ道理なのでしょう。

熊本地震の後に、ふとこの映画を思い出しました。現実と夢とを、人間は区別することが出来るのでしょうか。そもそも区別する必要なんかないのかもしれません。

[映画] Inside out

http://www.imdb.com/title/tt2096673/

これ観たら絶対泣くから!って言われてたので独りで借りて観ました。泣けた…。

「私という一つの人格」というのは一つの概念であって、この映画が示すような「複数の私」という概念の方がしっくりくる人も居るはず。逆に、蜜蜂や人間の国家のように多数の個体が集まって、あたかも一つの意思を持っているかのように振る舞うこともあります。

蜜蜂の巣箱を開けるとやる気のなさそうな蜂もいるんですが、恐らくこれもシステムの想定内。大切なのは寛容さ、だと思います。どこか納得できない、矛盾する感情を否定も黙殺もせず持ち続けてることが、大局的に見た精神の安定感をもたらすのかもしれません。

[映画] ゼロの焦点

久しぶりに映画の記録。Netflix契約してから見放題なんですが、逆に一本一本が印象に残りにくくなったような…。じっくり選ぶ、という過程もやはり大事。

歳をとると涙腺が緩くなる、ってよく言われますが、様々な役柄の感情に移入できるだけの実体験が伴ってくるからなのかもしれません。他人の気持ちが分かる、なんてことは所詮不可能かもしれません。しかし、そこに近づく努力を常に重ねながら齢を重ねる、という行為自体は素敵なことかも。

愛だけを残せ 名さえも残さず
命の証に愛だけを残せ

[映画] スーパーの女

やるだけのことやろ!やるだけのことやれば、お葬式になっても晴れやかな顔していられるよ?

そうだな、じゃあ倒れるところまで行ってみるか。

20年も前の映画なんですね。「職人」や「リーダー」に求められる資質の変化と普遍的な部分とを考えされられる良いストーリーです。ずるく儲けてバカ騒ぎしてた連中が排除されたことで日本経済が停滞してるように見えるんだったら、それはそれでこの国は良い方向に進んできたんじゃないの?という視点も持てるかもしれません。

村上龍もエッセイで「信頼に基づいた共生」こそが新しいムーブメントだと語っています(おしゃれと無縁に生きる:幻冬社)。このスーパーの副店長のビジョンと符合します。どれほどの技術や資金があっても、他者からの信頼だけは、簡単には得られません。たった一つのミスで全てを失うリスクだってあります。それでも、やるだけのことをやる、それだけが最後に笑っていられる唯一の確実な方法です。

 

Photo by 足成

[映画] かもめ食堂

ぼーっとするのって結構難しくないですか?

ついつい経営者視点で観ちゃうので、結構ハラハラしました(笑)。いったいどのくらいの蓄えがあって事業を始めたら、こんなに心の余裕が持てるのか、などと考えを巡らせながら。

身も蓋もない現実から目を逸らしてはいけないけれども、こんな空間があったらなと夢を描くのは自由です。よい映画でした。一番大切なメッセージは、店主が合気道と水泳を欠かさない部分ではないかと思います。

(Photo by 足成