360 – IKEA

「IKEAの家具は品質が良くない…」という評判をよく聞きます。確かに、パーツが変形してたり、最初から傷があったり、うまくネジが入らない穴があったり…という困ったケースに時々ですが遭遇します。でも、傷はどうせ使っていくうちに付くものだし、ちょっとした変形だったら自分で何とかできます。

デザインもありますが、結局は「これくらいで良いだろう」という値段と品質のバランスが好きでIKEAをいつも選んでいるんだろうなと思います。”自分で何とかする”という過程がそもそも好き、というのもあるかもしれません。

[映画] スーパーの女

やるだけのことやろ!やるだけのことやれば、お葬式になっても晴れやかな顔していられるよ?

そうだな、じゃあ倒れるところまで行ってみるか。

20年も前の映画なんですね。「職人」や「リーダー」に求められる資質の変化と普遍的な部分とを考えされられる良いストーリーです。ずるく儲けてバカ騒ぎしてた連中が排除されたことで日本経済が停滞してるように見えるんだったら、それはそれでこの国は良い方向に進んできたんじゃないの?という視点も持てるかもしれません。

村上龍もエッセイで「信頼に基づいた共生」こそが新しいムーブメントだと語っています(おしゃれと無縁に生きる:幻冬社)。このスーパーの副店長のビジョンと符合します。どれほどの技術や資金があっても、他者からの信頼だけは、簡単には得られません。たった一つのミスで全てを失うリスクだってあります。それでも、やるだけのことをやる、それだけが最後に笑っていられる唯一の確実な方法です。

 

Photo by 足成

360 – カフェ&バー準備中

新店オープンの準備が少しずつ進んでいます。カウンタとトイレはプロにお願いして最高の仕上がりで既に開店を待ち。グリストラップも綺麗に清掃が済んで臭いの問題もクリア!

完全な素人が一念発起して、どこまでやれるのか。多分、専業の人たちからしたら危なっかしくて見てらんない、という感じなんでしょうけれど。実際、自分でもかなり色々不安です(^^;

Appleが携帯電話を作り替えたように、Googleが自動車業界の地図を書き換えようとしているように、素人だからこそできるイノベーションが何かしらあると信じています。

細かい部分は慣れない日曜大工で作り込んでいっていますので、今日はやっと電球がついた、とか、板が一枚切れた、とかそんなスピードで進んでます。でも、淡々とちょっとずつやれば、やっただけ形が目に見えてくるのはやっぱり楽しいですね。

神仏習合とTCP/IP

be conservative in what you do,
be liberal in what you accept from others.
出力するものには厳格に、受信するものには寛容に

http://tools.ietf.org/html/rfc793#section-2.10

インターネットを支える根幹のプロトコル(規約)であるTCP/IPの原則です。どんな異文化でも寛容に受け入れる一方、厳しい自然環境の中で自己を律しながら脈々と伝統を守ってきた山の民。どこか相通じる思想を感じます。

真実がどこにあるのか、それはもう知る由もありませんが、仏教と神道、二つの宗教が複雑に混ざり合う史跡を巡りながら、そうした雄々しくも優しい人々が住んでいた土地なんだと想像することは出来ます。

エコじゃない

帰宅直後の室温1℃。先日の寒波は凄まじいものでした。田舎は自然が豊かで、人間味が溢れていて、美味しいものが沢山あって、、と幾ら美辞麗句を並べたてても「寒さ」がもたらす心細さの前にはほぼ無力でしょう。ただでさえ平野部よりも寒暖の差が激しいのに、断熱の概念が無い古い住戸が多く、より一層「寒さ」が際立ちます。

ファンヒータを毎朝晩フルパワーで焚いて、移動はいつも自家用車。地下鉄や自転車でなんでも済ませていた頃に比べたら、自分の二酸化炭素の排出量がだいぶ増えてるよな、とも思います。

田舎暮らし、というとエコロジーなイメージがありましたが、実態はどうも逆のようです。

一握の砂

「さばかりの事に死ぬるや」「さばかりの事に生きるや」止せ止せ問答
一握の砂 – 石川啄木

昨晩、熊本空港に到着してから高速道を一気に南下し宮崎の青島に滞在しています。ここは列島中に出ている吹雪の予報・警報が嘘のような好天です。

往きの飛行機では堀辰雄の「風立ちぬ」、帰りの飛行機で石川啄木の「一握の砂」を読みました。本を読むこと、自分の言葉を捏ねることは大切です。でも、そればかりでも仕方がありません。

止せ止せ問答。今日は、海辺を散歩してきます。

らしくない

ニューカレドニア(フランス籍)から来た旅人の弾き語りを深夜のライブバーで。「ほんとに西諸弁みたいやね」とかヒソヒソ話してる人たちも含めて観客は皆んな知り合い同士みたいな感じ。高千穂らしくない雰囲気でしょう?市街地からちょっと離れているので、旅行客どころか地元の人でも知らない人が多いのではないかと想像します(そもそも興味ない人も多いでしょうけど…)。他にも、銀座や新地にあっても違和感がないような本格的なバーも実はひっそりと営業してたりして、結構楽しめます。

日本の観光地はブサイクだ、って言われますけれど、それは皆がそれぞれ好きなことやりつつも、共存を許されてきたという寛容さの表れではないでしょうか。高千穂「らしくない」ことをいっぱいやって確かめてみたいと思います。

[映画] かもめ食堂

ぼーっとするのって結構難しくないですか?

ついつい経営者視点で観ちゃうので、結構ハラハラしました(笑)。いったいどのくらいの蓄えがあって事業を始めたら、こんなに心の余裕が持てるのか、などと考えを巡らせながら。

身も蓋もない現実から目を逸らしてはいけないけれども、こんな空間があったらなと夢を描くのは自由です。よい映画でした。一番大切なメッセージは、店主が合気道と水泳を欠かさない部分ではないかと思います。

(Photo by 足成

2016年1月4日

子どもの頃、時々、空を飛ぶ夢を見ていた記憶があります。ただ、飛びたい、と思うだけで体がフワッと浮いて、好きなところへ飛んで行くことが出来ました。夢の中ですら、飛びたい、飛べるかな、と考えなくなったのはいつ頃からでしょうか。もし仮に思い付いても、「飛んでるところを誰かに見られたら恥ずかしいな」なんて躊躇してしまいそうです。

それが大人になること? 否、ただ単に心のストレッチを怠ってきただけのこと。

齢を重ね危険を知った? 否、最も危険なのは、評判や財産を失うことではなく、自由に発想する心を無くすこと。

生きる意味なんか、なくて良いんだと思います。これから作る余地が沢山あるんですから。疲れたら休みながら、少しずつ進みましょう。

 

360 – さろん準備中

先月から店舗スペースを借りて、ちょこちょこと準備を進めています。IKEAのカタログ、カフェの開業準備マニュアル。そして大阪で出会った素敵なコミュニティカフェの本。

…この辺の路線で進めたらきっとお洒落な空間が出来るはず。なんですが、ふと気がつくとミニ四駆のコースをどう置くかとか、塗装ブースは?工作スペースは?せっかくだからパーツも大量に在庫仕入れとくか、という方にばっかり流れています。根がオタクなんですね。かといって、そこまでホビーの知識がある訳でもなく、なんだか中途半端な感じ。

ま、楽しければいっか。

I rented a space for opening a small cafe. And am planning the layout and interior using IKEA catalog, guidebook for opening cafe.

I think I have good books to make it wonderful. However, I tend to think about my hobbies. For example, where should I place the course for mini cars? should I buy parts for the cars and sell them to customer? Do we need worktable?

I’m not sure whether I can open a brand new cool cafe. But, as long as it’s fun, I don’t care!