他力本願

このタイトルでエントリを書くの2回目でした(^^;

歳をとると、同じ話の繰り返しが多くなるのはある程度仕方がないですよね。せめて、愚痴とか自慢話じゃなくて、ご機嫌で、時には含蓄のある話を繰り返す老人になりたいな、と思います。

宮崎で活動する天才書家の黒蛇さんに来年のカレンダーの題字として「他力本願」を書いて貰いました。この熟語は、「人に任せっきりにすること」というネガティブな使い方をされることもありますが、元来の意味は「み仏の救いによって、あらゆる人々が導かれる」みたいな感じです。或いは、自分一人の力で悟りをひらくことは極めて難しい。大きな力に身を委ねなさい。という意。

小さな会社をやっていると、営業も制作も雑務も自分一人。ぜんぶやんなきゃいけない。うまくいかないときは、すごく虐げられている気分になったり、逆にすんなりと仕事が終わると、自分の力で全て仕上げたような慢心とも呼べる気持ちになったりします。どっちかに落ちそうになったとき、自分の周りにある大きな力(他力)を思い出して感謝するきっかけになるといいな。

他力本願