今日は新聞の取材。なぜUターンしてきたのか、というテーマで色々と尋ねられました。昨日は「あるあるセブン」という地元の番組に少しだけ登場して、あちこちで「テレビ見たよ!」と言われ、ちょっと有名人気分。
一生懸命な記者の方には申し訳ないのですが、未だに、うまく説明出来た!と思える瞬間が一度もありません。何故こんな田舎で?と問われて明確に答えられる合理性がもしあるのならば、既にそこには人が集まって田舎で無くなっているはずだと私は思います。
ただ、漠然と感じ続けていることは、「生きる」ことには理屈以上の何かがあるのでは?という思いです。ひたすらに富を集め利便性を追求しても、そこにある種の「生き辛さ」が発生することになんとなく気づいている人は少なくないと思います。「この国には何でもある。希望だけがない」と村上龍が小説に書いたように。
ひょっとすると、何もないところからこそ希望は作れるのかもしれません。街灯のない夜道を歩くと、月明かりがこんなにも明るかったのか、と気がつくように。