春に咲くはずの桜が秋に花をつけてしまうことを不時現象と呼ぶらしいです。新神戸駅の近くで季節外れの桜に出会いました。
もう十分に時間が経ったから平気かと思ったけど、いざ懐かしい景色に触れると次々に記憶がフラッシュバックし、呼吸や瞬きををすることすら苦しくなってしまいました。軽い船酔いのせいで気持ちがネガティブになっていたせいもあるかもしれません。
過去の辛い記憶は、忘れたくても忘れることはできません。むしろ忘れようとすればするほど苦しさが増すような気がします。そんなときに持つイメージは、蚕が繭を作るように、貝が真珠を作るように、その記憶を芯にして、包み込むように、丁寧に時を刻むこと。辛い経験こそがあなたを一回り強く優しくしてくれるんだよ、って誰に対してでも優しくアドバイスしてあげられそうなくらい経験値積んできたな、って我ながら思います。でも、もうここでは自分からは過去の話はしません!(聞かれれば何でも話すけど)わくわくする未来を描くための構想と自分の好きなことに集中しようと思います。