お客様ご招待会

子育てを始めてほどなく、といった頃に引っ越したアパートが大東建託の物件でした。(当時としては)合理化された間取りと退去の時の費用負担が少ないように最初から区分けされて貼られた壁紙などに感激した記憶があります。

あれからおよそ10年(正確に数えてません)、まさか自分が建物のオーナーになる日が来るとは。バスを降りたエントランスで深々とお辞儀をするスーツ姿の一群。「あれが社長だよ」と同行の方から耳打ちされなければ、全く気が付きませんでした。1000人に近い来場者全てに挨拶をされたのでしょう。夜の宴会場は複数に分かれましたが、役員が全ての出席者に一人一人挨拶をして回るという丁寧さ。

自分が何か特別な存在になったような錯覚を持ってしまいそうです。

しかし「何かを所有する(オーナーになる)」ということは、その所有したリソースが社会の、人々の役に立つような分配を常に考えなければならないという「役割」を担ったに過ぎません。今後は確実にほとんどの地域の人口が減るのですから、そのアパートが建つ地域そのものの価値を醸成していけなければ、維持費(ローン)を上回る家賃収入を得ることは難しくなります。不労所得でウハウハや〜とか甘いこと考えてる大家から自然と淘汰されていく時代になるのでしょう。おおっ、頑張ろう(^^;