ルールの意味

憲法を変えるなという強硬な姿勢は、憲法自体の改正ルールを定めた憲法に違反するものではないか?という主張が森博嗣のエッセイにありました。自分はどちらの立場というのは明確には無いですが、「議論すら駄目」という人たちには恐怖感を覚えることがあります。

大阪では、地下鉄の運転士が髭を生やして良いかという裁判が行われていたようです。敗訴した側の市長のコメントにも同じ感覚を覚えました。ルールはルールなのだから守れ、では閉塞感が強まるばかりです。なぜそのルールが存在するのか、制定された時点ではどんな意図があったのか、最大多数の自由を尊重する方向に調整が出来ないのか、政治(あるいは社内のルールを定める経営者)の役割はそこにあるのではないでしょうか。

大阪市長「なんだこの判決」 ひげ禁止巡る訴訟で控訴へ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190117-00000103-asahi-soci