奨学金の返済が今年で終わります。この他にも二つ借りていて、そちらは返済ずみ。返済義務がなく、ただ頂いたもの(寮に住ませてもらったり、書籍を送ってもらったり)もあります。返済を始めた当時は、親の支援で軽々と学校生活をこなして就職も決まって、という”普通”の人たちを恨めしく思っていたことも正直ありました。”普通”のレールに乗ったら、300万の借金を背負ったところから社会人スタートです。どうしてこんなにスタート地点が違うわけ?と感じていました。
今は違います。これが、人と自分を比べても仕方ないな、と気がつくキッカケになったと思うと、むしろ恵まれていました。ゴルフは上達すれば、普通の人よりもティー(スタート地点)を後ろに、つまり、より難しい条件でプレイさせて貰えるようになります。人生も同じで、約束された平坦な道を進むよりも、より自分自身の力が試される道の方が面白いし、想定外の変化に耐えられる力が付きます。メンタルが鍛えられる、と表現しても良いかもしれません。
冒頭に書いたように「貰った」ものも実はたくさんあって、肉親以上にお世話になってきた人たちがいます。どうしても日々の生活の中でその感謝を忘れがち。きちんと後続にまた渡していかないと。