若いうちから居心地のいい気の合う仲間とばかり群れているとバカな大人になりそうなので
マガリってなんやねん – 小西亮
Kindleを買って初めて購入した記念すべき一冊になってしまった(笑)大阪で有名な日替り店長のお店のオーナーが書いた本です。本人は「なまぬるい小商い」と著書内で自虐的に語ってますが、全く真逆で、これだけの多様性を同居させるには、どれほどの器の広さが居るんだろうと、年下ながらに尊敬の念を感じずには居られません。
「局所解」という言葉をこのブログで何度も使ってきました。居心地の良い仲間と楽しく暮らせる空間があれば、それはそれでとても喜ばしいことです。しかし、どんな空間も不変ではなくて、「日本」という(大きかったはずの)括りすら、世界の中で見ると目に見えてどんどん小さくなってきています。貯金が幾らあっても年収がそこそこあっても、不安に押し潰されそうになっている人がそこら中に居るのがその証左だと思います。
変な出会いを沢山繰り返すことで見えてくる「自分」の輪郭のようなものがあって、それを教えてくれる素敵なお店です。ここのオーナーみたいに「時間にリッチ」な人たちが、これからの社会を引っ張ってくのかもなぁ、ってぼんやり考えてます。