大阪都構想の住民投票、残念ながら賛成派が僅差で負けちゃったんですね。しかし、これで進むべき方向が見えた、という人も多いのではないかと想像します。記者会見での市長の笑顔を見て、そんな気がしました。
「変化を拒絶する」という層が存在し、その内訳が実に多種多様であることが、今回の住民投票を巡る人々の動きで垣間見えたような気がします。しかし、裏を返せば、「変わらなければならない」という自覚を持った人間が半数近くも存在していたとも言えます。
あれだけ言説に長けた政治家が訴えても駄目だった以上、別の道を探るしかありません。開発の世界では、こういうことは日常茶飯事で、「一つ失敗したことで、成功に一歩近づいた」と常に評価します。責められるのは常に「怠惰」のみです。