所有すること

赤ちゃんって何も持ってないけど、でも、全てを持ってますよね。

何かを持つ(所有する)、ってどういうことなんだろう?と時々考えます。例えば、土地。何もない地面に線を引いて、ここからここまでは誰々のもの、という取り決めがされています。持っていると毎年税金がかかりますが、他人に貸すと(家賃などの)収入が得られます。沢山の土地を持っている人も居れば、ずっと他人の土地の上で暮らし続ける人もいます。

持つ人と持たざる人の格差が…と語り始めたくなるところですが、お金も土地や財産の所有という概念も所詮はバーチャルな(=人間が考えて付与した)ものです。先に目的(あるいは必然性)があって社会に組み込まれたシステムです。そこを逆にして思考を硬直化させているところがないか、時々点検が必要かもしれません。