マイナンバー不提出

前回の続き。年末の税務手続きで意外とマイナンバーの提出を拒否する人が多かったので、なんでなんだろうと興味を持って少しネットで検索してみました。色んな意見がありますが、なんとなく気持ち悪いという感情に起因するものがほとんどのように見受けられました。町に初めて信号機が設置された時に、「後から勝手についた」という理由で従わなかった人たちが居る、という話を子どもの頃に聞いたことがありますが、それの現代版みたいな感じかもしれません。

マイナンバーについては、制度を設計した側の立場で考えると、素直に従っておいた方が良いのでは、と自分は考えています。「不提出」ということは、番号の管理が出来てないとか、あまり表に出したくないという心理が少なからず働いた結果であり、納税に対する意識も低いとか、下手をすると何か不正があるのでは、という猜疑を呼びかねません。もし自分がこのシステムを組むとしたら、マイナンバー不明の氏名のうち多額或いは多数からの支払いを受けているレコードを抽出する機能を持たせると思います。税務調査などの名目で権限を使えば、マイナンバーの逆引きなど難しいことではなさそうですし、そもそもナンバーなんかなくても、申告された書類を調べるだけです。調査のやりがいがありそうな個人が引っかかるんじゃないかなー、と考えそうです。