2015年11月16日

大阪、名古屋、岡山と出張生活。最後は神戸に滞在して、リゾートホテルの高層階から夜景を眺めています。限りなく近づかないと見えてこない生活や人々の想いが、今瞬いている全ての街灯りの一つ一つにあって、それぞれの喜怒哀楽が詰まっています。

少々不揃いでも、小さくても、ひとつの灯りはいつも必ず綺麗な夜景の一部です。そして、それはその場の誰かにとっては無くてはならない灯りのはず。

出発の前日、電子レンジの扉にぶつけて出来た手の甲の傷痕がすっかり瘡蓋になっていて、今にも剥がれ落ちそうになっています。「癒える」というメカニズムの神秘さ。しかし、徐々に増大するエントロピィにひたすら抗うことが「生きる」ことなら、それは何のため−。

遠くに見える空港管制灯の一つが一瞬だけ一際強く光ったような錯覚。まだ考えるべきことがあるのかも。