「愛は、言葉ではなく行動である」(マザーテレサの言葉)
クマともりとひとという冊子を頂いて読みました。九州の実家に帰る山道はまるで、「風の谷のナウシカ」に出てくる腐海のようだと、昔、日記に綴ったことがあります。間伐が行き届かず、立ち枯れや倒木もあちこちに見られ、昼間でも薄暗くやや不気味な森が九州のあちこちに存在します。
拡大造林が悪者のように言われることが多いですが、元を辿れば、子や孫の世代が家を建てる時に材料に困らないように、という想いがそこにあっての政策のはず。どんな時代にあっても50年先なんて正しく読み切れるはずがありません。想いの本質を受け継ぎつつ、軌道を修正し、先につなげるためのあと少しの機転が足りなかっただけ。九州からクマは居なくなってしまいましたが、それでもまだ何かできることはあるはずです。