東京商談会

台風をかわすように1泊2日で東京へ。八重洲で開かれた商談会に参加して来ました。以下は冒頭の講演内容の要約です。

住宅を建築する際に「『明るい台所』が欲しい」と施主が要望してきたら、設計者の側は、家族やゲストとの会話が自然と出来るような形(例えば、対面型や島型)のキッチンを提案するのではないでしょうか。もちろん、照明や採光も大切なファクタではありますが、互いに完成形をイメージしながら最適解を導いていくプロセスをなんとなく期待できます。ところが、ITシステムとなった途端に、専門家に任せるとなりがちなケースが(残念ながら)とても多いのが現状です。施主からただ「明るい台所」とだけ言われて任されっきりになった現場では、レイアウトはさておき、LEDの明るさや消費電力ばかりが議論されることになります。下手をすると、全面ガラス張りのキッチンが出来上がったりするかもしれません。「言われた通りに作ったのに…」と「これじゃない」のお互い不幸な状況が生まれがち、です。

講演のなかで「対話の中でITは経営の力となる」と仰られていた言葉が、まさにその解の一つです。設計者(ITの専門家)と施主(ビジネスの責任者)が、密に対話を続けることが最も大切です。さらに言うと、対話に重要なのは現在の立ち位置ではなくて、お互いに相手のことをさらに知ろうとするベクトル(姿勢)です。ベクトルが向き合っていれば、言葉も宗教もあらゆる常識が異なっていても、いつかは理解しますが、平行、あるいは離れていては永遠にうまく行きません。

商談会では、この講演の後に、自社の紹介をさせて頂く時間がありました。弊社のプロトタイピングのサービスも、こういった齟齬を最初になるべく避けて、お互いに価値のある仕事をしたいという思いで企画したものです…と伝えたかったものなのですが、全然うまく伝えきれなかったような…(^^;

オトナのプログラミング道場

兵庫、大阪

完璧なプログラム、隙のない文章、なんだか無意識のうちにそういうものを目指すようになってしまっているのかもしれません。思うようにアウトプットが出なくて悩むことがあります。確かに仕事が忙しくなってきている面もあるのですが、昔だってそんなに時間が有り余っていた訳ではないのに、毎日数百字の日誌は確かに書いていたし、(自画自賛出来るほどの内容ではないですが、まあ一通り考えを巡らせたという意味で)それなりの考察も常にしています。

やっぱりどこか迷いみたいなものが無意識下にあって、色んな面からブレーキをかけているのでしょうね。…いやいや、言葉にするより先に動いてることの方が多くなったのかな?自分を客観視するのは、難しいですね(^^;

4泊5日で兵庫、大阪、岡山を巡っています。安定の雨男ぶりで、外に出る日は見事に雨でそれ以外は快晴(宅急便で送ったびしょ濡れのゴルフウェアが心配…)。

大阪では本町で開催されているPythonの勉強会に。宮崎にもこんな感じで盛り上がる勉強会が欲しい!

https://osakapython.connpass.com/event/86795/

愛知、大阪、岡山

月曜日から土曜日まで丸々一週間の出張。沢山の人に会って色んな話をしたり聞いたり。

最終日は岡山で久しぶりに娘たちと面会。今はもう、じゃあまたね!って笑顔でお別れができます。別れるのが辛いから、もう会わない方がいいんじゃ、なんて女々しいことを一瞬でも考えちゃってたのは自分だけみたいで情けない限り。

お別れ続きの人生だけど、考えてみたらそれ以上の数の出会いがあるから、今を生きていられる訳なんです。今持っている幸運に目を向けないと。

RubyKaigi 2017 at Hiroshima

広島で開催されたRubyKaigiに行って来ました。新幹線でも興奮覚めやらずで、何書いて良いのか分かりませんが、楽しかった!

枯れた部分の良さも知りつつ、20年経ってもまだまだ前に進もうとしている姿勢が素敵だし、個性的なコミッタの顔ぶれがまた魅力的。一歩一歩着実に世界を変えて来た人たちがここに集ってるんだ、と思うとゾクゾクします。もっと色んなことを学ばないと。

今回聴講したセッションは以下の通り。

Keynote of nobu
API Development in 2017
How Close is Ruby 3×3 For Production Web Apps?
Gemification for Ruby 2.5/3.0
Hanami – New Ruby Web Framework
Development of Data Science Ecosystem for Ruby
Ruby Committers vs the World
Keynote by Matz
An introduction and future of Ruby coverage library
The Curious Case of Wikipedia Parsing
Automated Type Contracts Generation for Ruby
Food, Wine and Machine Learning: Teaching a Bot to Taste
Write once, run on every boards: portable mruby
Lightning Talks
Tamashii – Create Rails IoT applications more easily
Irb 20th anniversary memorial session: Reish and Irb2
Pattern Matching in Ruby
Ruby in office time reboot
Ruby Extension Library Verified using Coq Proof-assistant
How to write synchronization mechanisms for Fiber

[本] 我が逃走

「何もしない人は炎上すらしない。
何もしないよりも、何かやることに意味があるんだ」

家入一真さんの自伝です。大阪出張の隙間時間で読了。実際に一緒に仕事とかすると大変そうですけど、ものすごく魅力的なリーダーです。

今回は出張の中身も濃くて、色んなタイプの新しい出会いがありました。何年も住んで来た街の中ですらまだまだ知らないことだらけ。全部分かってから方向性を決めよう、なんて言ってたらお爺ちゃんになっちゃいそうです。

ちょっと最近、無謀な決断が多いかな、って反省する傾向にあったんですが、この本読んで認識が逆転しました。うじうじ考えてないで、ここ!って決めた方向にBダッシュ!

変化に素直に

二泊三日の大阪出張。新大阪あたりだと「(海外からの)旅行客が多いなぁ」くらいの印象ですが、なんば・心斎橋あたりの空気はもうほぼ「アジアの一都市」です。日本語が聞こえてこない(^^;

新しい案件、新しい技術、新しい仲間。刺激が多すぎて目眩がしそうです。次々と押し寄せる波に「良い・悪い」はありません。重心を変化させて乗り越える、やり過ごす。時には身を任せて流されてみる。

来年はどんな所に辿り着いているかな?

青島

思い立ってから行動に移すまでの時間が段々短くなってるような気がします。

控えめに書いてちょっと牽制しながら進めないと…。以前は腰の重い自分を鼓舞するために書くことが多かったことを考えると、最近性格が変わってきてるように観察されます。まあ、老い先短いし、これくらいいいやろ!的な。そういう人に限って元気に長生きするんだな、って知見も溜まってきましたが (^^;

どこに居たって結局やってることは同じでMacを膝に載せてキーボードを叩いている訳ですが、やっぱり、ふと集中が途切れた時に聞こえる音が都心の雑踏か、波の音や優しい音楽か、っていう違いは大切かも。青島の古民家で仕事をしています(スポーツジムのような月会費を払うと自由に使えるシステム)。

大阪

今週は金曜日まで大阪です。ゴルフの予定もあるけど天気悪そう…。

仕事のこと、人間関係のこと、将来のこと、ここのところ考えを巡らすことが多くなってきています。状況が逼迫してくると、あっちを立てればこっちが立たず、ということもしばしば起こります。自分自身のメンタルや身体の維持も難しくなりがちです。過労でコロッと逝ってしまえたら楽だろうなぁとは思いますが、なかなかうまくいかないし、なにより残った人たちに迷惑なので、適度に休むことも大切です。

結局、やれるだけのことを淡々とやるしかない、という当たり前の結論に戻ってくるんですけどね(^^; 神様がくれた試練は必ず乗り越えられるように出来てるんですって。まあ確かに冷静に見れば今まで乗り越えてきた修羅場に比べたら大したことないかも(加齢を考慮してくれてるのか…)。

宮崎に戻って一段落したら、海のスポーツを始めてみようかな。

大阪 -> 愛知

今回の旅も色んな人に会いました。梅田、本町、新大阪、西中島、円町、岡山、名古屋、豊田、本山、一宮、四日市。さすがに後半はしんどくなって微熱が続いてましたが…(@_@)

最近、いろんな思索は巡らせるんですが、どうも文章としてうまく残せなくなっています。と言うより、どれも同じ結論に達してしまう、という感じでしょうか。冷たい人格と、熱い人格が入り混じって議論して、結果的に「ぬるま湯」的な発言しか外に出て行かない…という感じ。ただの小心者とも言えるか(^^;

多様な関係性をバランスよく維持し、相互作用を働かせて全体を利するっていうのはビジネスの基本ではありますが、ネガティブに言うと「八方美人」です。誰にでも良い顔をして、結局は誰の役にも立てない…。考えどころかも。

香港4日間

ホテルのベッドで静かな寝息を立てる彼女の横顔を眺めているだけで、涙が溢れそうになります。久しぶりに会えて嬉しいから?数日後にはもう離れ離れになるから?きっと両方正しくて、その両極の感情の振幅が「感動」となって表出しているのでしょう。

世界は広くて、30年以上生きてきた自分ですらまだ行ったことのない場所、知らないことだらけ。子どもたちにとっては、さらに大きく未知のもの。これから学校に入って周囲の家族や仲間と忙しい日々が始まり、世界のことに思いを巡らす時間は無くなっていくのかもしれないけれど、「知らないことがたくさんある」って時々思い出すきっかけにこの旅行がなればいいな、と思います。