宮崎→滋賀

宮崎からバスで4時間半、博多まで。友人と会食してから小倉に移動して一泊。岡山に移動して子供たちと久しぶりの再会。翌日は滋賀で取引先の方とゴルフ。滞在先の新大阪でも懐かしい方々と再会出来ました。名目は出張ですが、ほとんど普通に旅行している感じで、なんとなく申し訳ない…(^^;

これで今年の旅はおしまい。自分がこうして生きていること自体がなんだか不思議です。来年はどんな年になるのか全く分かりませんが、力の続く限り、信じた方向に歩き続けてみようと思います。

大きな何かに守られています。
お気づきですか?あなたは幸運な御人
とても愛してくれた
その人に心当たりがあるんではないですか?
Mr. Children – 過去と未来と交信する男

誰もいない家

週末の夕暮れにシーガイアの松林をぐるっと散歩しました。オーシャンドーム(解体中?)、フローランテを超えて、トム・ワトソンゴルフコースの折り返しまで南下し、そこから引き返してシェラトンホテルまで。ここに泊まっている訳ではありませんが。残念ながら。

滞在先では「女のいない男たち」という村上春樹の短編集を読んでいます。高校生の時に、初めて読んだときには全てが未知の大人の世界だったのに、20年経った今読むと多くのことが過去に通り過ぎて来た道のように感じられます。否、現実は小説よりも奇なり、かな。

宮崎・名古屋・大阪

宮崎に2泊、中部に2泊、大阪に4泊の出張。台風は2つとも、うまいぐあい避けられた感じ。あちこち移動してはいますが、カフェやホテルでこうしてPCを叩いてる時間が多いので、あんまり遠くに来てる感じはありません。

リクルート或いはチームビルド的な意味合いも少しはあるのですが、色んな土地で色んな人と対話できることが、そもそも楽しいみたいです。プログラミングの教室やワークショップを各地で開催していけるように計画を立ててみようと思います。受託の案件だけで手いっぱいの毎日ではあります。それはそれで、とても幸運な状況。しかし、少しずつ少しずつ歩みを止めないように。

肥後時間

宮崎に続いて、今度は熊本へ。会社決算に必要な手続きのため銀行の窓口に行くのが目的です。最寄りの支店まで車で往復5時間。業務の効率、コスト、ひいてはエコロジィなどを考えると、仕事の大部分がリモートで完結する我々の業種ですら、都市部に拠点が集中するのは自然な流れだと思えます。

帰り道に出会う空の下で車を降りてみると、今度は、いつもそういう小さなことを考えて汲々としている自分がとても滑稽に思えてきます。九州では、海も山も空も果てしなく大きいです。

アイザック・ディネーセンは「私は希望もなく、絶望もなく、毎日ちょっとずつ書きます」と言っています。
村上春樹 – 職業としての小説家

日向時間

週末は美郷町経由で宮崎へ。途中で時間規制の通行止めに引っかかって、山奥の路上で50分待ち…。まあ、そんなこともあるさ、って景色を眺めてのんびり時間をやり過ごす思考回路は、自然と共に暮らしてきたからこそ身につくのかもしれません。

50分待たされたお陰で、なんとなく思考回路が切り替わって日向時間の魂が自分にも戻ってきたみたいな旅でした。元々の予定はもう適当に無視して、温泉の看板を見つけて入ってみたり、たまたま出会った海外からの観光客と一緒に観光地を巡ってみたり。のんびりゆったり、だけど楽しさでお腹いっぱいです。

日向時間
宮崎人の時間にルーズでのんびりした性質を表す言葉

ジブリの立体構造物展

出張の最終日に時間がとれたので豊田市美術館に寄ってきました。

絵と音と物語が持つ圧倒的な情報量。ジブリ作品は何度観ても毎回新しい発見がある、と某有名デザイナ氏が語るのも、さもありなん。

美術館を歩くと、時々突拍子もないことを思い付くのも、そうした言語外の情報が無意識の思考を刺激するからなのかもしれません。

雨・宮崎

宮崎に来るといつも雨。

自分にインプットされてきた情報を元に対象の思考を類推する。コミュニケーションって、お互いの類推(言い換えれば”誤解”)を積み重ねて中央値を探ることなんだと思います。

万物に意識が宿る…アニミズムも、ここに繋がります。旅先でいつも天気が悪いのは、誰かが「少し休んで行きなさい」って言ってくれてるのかもしれません。

今日から、大阪・名古屋出張です。

宮崎

滞在先のすぐ近くで蛍を見つけました。小さな池のほとりを一匹だけふわふわと。目の前まで飛んできたので、手で簡単に捕まえることができました。しばらく手の中で光っていましたが、何かを思い出したかのようにフッと飛び立って、そのままどこかへ。

et lux in tenebris lucet 光は暗きに照る(出典:夜と霧)。儚い光が呼び起こしてくれる記憶と思い出はいつもとても綺麗です。

六本木、Minority Report

犯罪予知が可能になった世界。電車に乗る人々が手に持った端末には最新のニュースが次々に配信され、壁面広告が語りかけてくる…。映画の中で描かれていた近未来の世界がもう当たり前のものとしてそこにあります。

六本木に滞在しながら、IBM Watson Summit 2016に参加しています。ビックサイトでSoftbankがWatsonと提携した話を聞いたのが、ちょうど一年ほど前でした。ニュースから判断する限り、GoogleやMicrosoftに遅れをとっているのでは?という感じのあるWatsonですが、実際のところはどうなのかじっくり調べたいと思います。

天王洲とCognitive computing

ここ最近の画像認識の分野の進歩は速く、以下のような写真をAIに見せると、ワインですね、高層ビルですね、と正確に答えを返してきます。2,3歳の子供が世界を認識して言葉を覚え始めたレベルでしかない、と言われればその通りですが、成長と革新のスピードはまだまだ衰えていないように見えます。

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余談ですが、データ分析の土台にデータ・ウェアハウスならぬデータ・レイクという言葉があるんですね。あんまり丁寧に溜め込んでもどうせすぐ陳腐化しちゃうから、もう何も整形せずに全部突っ込んでおいて、必要な時に探り出すんだそうです。Gmailなんかは、この手法の成功例だと思いますが、もっと高度なデータ解析についても、同じようなトレンドが来ているのでしょうか。

靱公園

月に一度だけ父親に戻れる日…とはもう書きにくいですね。彼女らにはもう新しい家族が居て、自分の知らない新しい生活の中で日々成長しています。

誰かにとって必要不可欠な存在でなくなる、って寂しいことなんですけれども、その穴を埋める何かもきっと見つけられるはず。自分を支えてくれているものを一つずつ確認しながら、自分に何が出来るのかをしっかり考えましょう。

Colorfulな薔薇の花と子ども達の歓声の中で。素敵な休日でした。